面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれて、何を答えればよいか分からなくなる。反対に、聞きたいことはあっても印象が気になり、言い出せない場合もあるでしょう。逆質問では、入職後の仕事を判断するために、まだ分かっていないことを確かめます。話の組み立て方と質問例を見ていきましょう。
まずは、求人票を読んでも分からないことを整理する
募集職種、施設の種類、勤務時間、仕事内容などを読んだうえで、確認したいことを書き出します。「どんな施設ですか」という広い質問より、「配属先ではどの業務から担当しますか」と聞くと、自分の仕事に結びつく情報を得やすくなります。
ハローワークの応募書類の資料でも、応募先を調べ、自分の経験と仕事との接点を考えることが示されています。逆質問を準備するときも、応募書類に書いた希望や経験とつなげて考えましょう。
参考:ハローワークインターネットサービス「応募書類の作り方」(内容確認:2026年9月7日)
確認項目は「入職を決める前に知りたいこと」と「詳しく知れればよいこと」に分けます。勤務できる時間など、働くうえで欠かせない条件を、印象を気にして後回しにしすぎないようにしましょう。
質問は「調べたこと・聞きたい理由・問い」で組み立てる
調べた内容に触れる
「求人票で研修があると拝見しました」と、質問の前提を短く伝えます。書かれていることを最初から説明してもらうのではなく、その内容を具体的に知りたいという意図が伝わります。
自分が確認したい理由を添える
「この業務は初めてなので、教わる進め方を知りたいです」と理由を添えます。長い自己紹介を繰り返す必要はありません。応募先が、どの範囲まで説明するとよいか分かる程度に伝えましょう。
一度に聞く内容を絞る
勤務、研修、職員同士の連携をまとめて質問すると、どれかが答えられないままになりがちです。まず知りたい項目を聞き、答えを受けて追加で確認します。面接の時間に合わせて、優先順位の高いものから進めましょう。
介護の面接で使える、場面別の逆質問
配属先と最初の担当を確認する
「前職では入浴と食事の支援を担当していました。入職した場合、最初はどの仕事から覚える予定でしょうか」という聞き方なら、経験と担当業務をつなげて確認できます。配属先が未定なら、いつ、どのように決まるかを聞きましょう。
指導や習熟の確認方法を聞く
「教えていただいた手順を振り返る機会はありますか」「指導担当の方が不在のときは、どなたに確認すればよいですか」と、日々の場面を質問します。過去の指導で困った経験がある方は、上司と合わない理由の整理を参考に、次の職場で知りたいことを絞ってみてください。
職員間の連携を具体的に尋ねる
「人間関係は良いですか」という質問だけでは、同じ言葉でも捉え方が違います。申し送りの方法、意見が分かれたときの相談先など、仕組みを聞きましょう。職場の人間関係を確かめるポイントも参考になります。
勤務時間は、自分の条件との一致を確認する
「家庭の予定があり、この時刻までの勤務を希望しています。今回の募集では相談できますか」と具体的に伝えます。条件の確認自体を避けると、入職後に続けにくくなることがあります。無理な条件を引き受けず、調整できる範囲も含めて共有してください。
| 聞きたいこと | 質問の例 | 回答後に確認する点 |
|---|---|---|
| 仕事内容 | 最初に担当する仕事を教えていただけますか | 経験を活かせる点と教わりたい点 |
| 教育 | 仕事の習熟状況はどのように確認しますか | 振り返りと質問の機会 |
| 連携 | 支援方法に迷ったときは誰に相談しますか | 勤務帯ごとの相談先 |
| 勤務 | 希望する時間帯で働くことは可能ですか | 合意できた条件と未確認の条件 |
質問は編集部が作成した例です。採用の評価基準や、合格を約束する質問集ではありません。
面接中に説明された場合は、質問を組み替える
分かったことを踏まえて追加する
研修の説明があったなら、「指導の流れは理解できました。独り立ちの前に不安を相談する機会もありますか」と、残った疑問へ進みます。準備した文章をそのまま読むより、今の説明に合わせて問いを変えることを意識しましょう。
確認事項がなければ、その旨を伝える
「配属先と指導について詳しく説明いただき、現時点で伺いたかったことは確認できました。ありがとうございます」と伝える方法があります。質問がないことだけで結果が決まると考えず、説明を理解したことを自分の言葉で返しましょう。
面接後は、回答と未確認事項を分けて残す
帰宅後に、聞けたこと、説明を理解しきれなかったこと、追加確認が必要なことを記録します。その場で答えが出なかった条件は、担当窓口を通じて確認しましょう。自分が希望として伝えたことと、応募先が対応できると答えたことを混同しないようにします。
まとめ:逆質問を、働き方の確認に使う
求人票を読み、自分の経験や希望から質問を用意します。面接では説明を聞いて問いを調整し、終わった後に未確認事項を整理しましょう。希望に合う求人や、面接で聞きたい条件を整理したい場合は、無料相談もご利用いただけます。
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